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車のドアハンドルを塗装したい方への、プロからのアドバイス

Point to paint the door handle

車のドアハンドルを塗装したいという話は、たまに聞きます。

ケースは様々で、色が剥げて劣化してきてしまったから塗装したい方もいれば、ドアハンドルだけ艶消しブラックにしたい方もいます。

車のドアハンドルを塗装する事自体はユーザーの好みですし、特に問題のある行為でもありません。

ただしやり方を間違えると車が台無しになってしまうので、ここでは板金塗装屋さんからドアハンドルを塗装したい方へアドバイスをしていきます

ドアハンドルの塗装は必ず外して行うこと

ドアハンドルは取り外すのが少し面倒ですが、必ず取り外して行いましょう

ドアハンドルに電機機構(ボタン式ロックや、センサーなど)がない場合は、内張を外さず簡単に外すことができます。

面倒だからと取り外さずそのまま塗装してしまうと

  • ドアハンドルの裏側に塗料がかからない
  • ドアハンドルの裏側がザラザラになる

といった事象が起きてしまい、やらなきゃよかった~と成りかねません。

どうせやるならしっかり取り外して、綺麗に仕上げましょう。

ドアハンドルはトルクスネジで固定されており、普通のプラスドライバーでは外れません。

↓こういうトルクスドライバーを用意する必要があります。

ボタンやセンサーも取り外して行うこと

ドアハンドルを取り外したら、しっかりボタンやセンサーも取り外し「塗装したいパーツだけ」にしてから塗装しましょう

ボタンなどはマスキングで済ましてしまうと、その部分から塗料が剥がれてくる原因になります

面倒だからとマスキングで塗装して、少しでも塗装バリがあると1か月程度で塗装が剥がれたりするはずです。

塗装面に直接影響がないない箇所はマスキングでもOKです。

塗装する部分はしっかり表面にペーパーをあてる

塗装をする部分にはペーパーをあてることで、塗料がしっかり吸着するようになります

ペーパーをあてずにそのまま塗装すると、塗料が吸着せずベローンとめくれます。

あてるペーパーは600番~800番ぐらいが良いです。

経験上これより荒いとペーパー目が浮き出ますし、これより細かいと吸着が浅くなります。

最後に

ここまでやって初めて多少まともに塗装できるはずですが、はっきり言ってこれでもスプレー塗装だと剥がれる可能性が高いです。

これはスプレーのラッカー塗装と、プロが使う塗料では全然成分が違うのが理由です。

プロに依頼してしっかり行ってもらえば、車を手放すまで塗装は剥がれてきません。

ドアハンドルという小さなパーツですが時間、手間、リスクをしっかり検討してから塗装を行いましょう。

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