洗車のプロと言えばガソリンスタンドをイメージすると思いますが、磨き専門店のような「車の外装のプロ」ではどういった洗車が行われているのでしょうか。
磨き、コーティングを専門にしているプロが知り合いにおり、洗車の仕方について話題に上った事があります。
意外なことに外装のプロとはいえ、プロならではの専門道具を使っているわけではないのです。
プロ特有の道具を使うより、「外装に関する知識を生かしてそれに適した洗車を行っている」と表現する方が正しいです。
専門店のプロが使う洗車道具
- 柄付きスポンジ
- シャワー付きホース
- セーム革
以上3点です。
コーティングを行う際は、これらに加え車用脱脂洗剤を使用して洗車します。
既にコーティングしている車を個人で洗車する場合は水洗いだけで十分です。
柄付きスポンジやシャワー付きホースは誰しも見た事があると思いますが、セーム革に関しては知らない方も多いはず。
セーム革は吸水性の高い革製クロスで、水滴を残さず完璧にふき取ることができます。
洗車以外でも小さいサイズのものはキッチンまわりでも便利に使えます。
セーム革は雑巾やファイバークロスのような繊維品ではないので、砂が噛みにくく、黒い車でもうすい小キズが付きにくい優れたふき取りクロスです。
それほど高額な物でもないので、1つあると便利です。
洗車するとき気を付けること
- スポンジや砂が噛まないよう、保管場所に注意し必ずよく水洗いしてから使用する
- まずは全体を高い水圧(ホースのシャワーやストレート)で流してからスポンジを当てるようにする
- コーティングをしている車では過度に洗剤を使いすぎないようにする
- 小さな水滴も残らないようセーム革でしっかりふき取る
せっかく洗車するのに、肝心のスポンジやふき取るクロスに砂が噛んでいると、その砂で車にキズがついてしまいます。
袋に保管するなど、ホコリや砂が付着しない方法で洗車道具を保管しましょう。
車は外を走るので、どうしてもボディ表面にホコリや砂、鉄粉など様々なものが付着します。
いきなりスポンジを当ててしまうと、ボディに付着したゴミでボディにキズが付いてしまうので、まずは高い水圧で細かなゴミを流しましょう。
コーティングしている車はボディ全体を膜で覆っている状態ですから、洗剤を使いすぎると膜が剥がれてしまいます。
せっかくコーティングをしているのですから、水洗いに留めましょう。
洗車をしてもふき取りを綺麗に行わないと、水跡が残ってしまいます。
セーム革のような吸水力の高いクロスで綺麗に残さずふき取ることが重要です。
以上が専門店のプロが洗車で気を付けているポイントです。
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まとめ
専門店のプロは、車の洗車に高価な特別な道具は使っていません。
一般販売されている道具を「専門知識を生かし理にかなった使い方」をして洗車しているだけです。
誰でも気を付ければマネできる内容なので、洗車をする際はここで解説した注意点を気にしながら行ってみてください。