車のクーラーガス単品の値段を調べてみると、Amazonで1本あたり500円で購入できる。
これを目の当たりにすると、『自分で入れた方が得なんじゃないの?』と必ず思うはずです。
結論から言いますと、入れ替えするなら損、補充するなら得です。
なぜなら、クーラーガスはガス缶単体でガス補充はできず、特殊な道具が必要です。
補充するだけなら簡易的なガスチャージホースでも可能で、ホースは何度でも使えますからお得です。
入れ替えとなると、ガスを入れる前にパイプ内を真空状態にするポンプが必要になり、使用するホースも変わってくるのでコストが高くなり損です。
それでは、車のクーラーガスを自分で入れる時にかかる値段を「補充する時」と「入れ替える時」の2パターンで見ていきましょう。
クーラーガスを入れる時に必要な道具
クーラーガスを補充するとき
- クーラーガス缶 ¥500円(1本あたり)
- 簡易ガスチャージホース ¥1,300円
クーラーガスは、満タン状態で2本半の場合が多いので、補充なら1本で十分でしょう。
簡易ガスチャージホースは何度でも使用できます。
自分でクーラーガスを補充する際の値段は、¥1,800円です。
クーラーガスを入れ替えるとき
- クーラーガス缶 ¥500円(1本あたり)
- ガスチャージホース ¥6,000円
- 真空ポンプ ¥14,000円
入れ替えの場合ゼロから満タンまで入れる必要があるので、クーラーガスは3本ほど必要です。
ガスチャージホースは、真空ポンプにも使用するので、簡易ホースではなくフル機能のものが必要になります。
クーラーガスを入れる前にはクーラーパイプ内を真空状態にする必要があり、そのためのポンプが必要になります。
上は単品価格ですが、ガスチャージホースと真空ポンプはセットで買う方が安いです。
自分でクーラーガスを入れ替える時にかかる値段は、セット購入したと仮定して約¥16,000円です。
まとめ
クーラーガス以外の道具は一度買えば何度でも使えますが、そもそもクーラーガスを補充する機会はそれほどありません。
10年落ち以上の中古車で、2年に一回補充するかどうかでしょうか。
入れ替えは自分でポンプ交換をするなど、整備士レベルの作業をしないなら必要ありませんし、定期的にガスを入れ替える必要もありません。
つまり、クーラーガスの補充は自分で行い、入れ替えが必要になる大きな作業はプロに依頼するのが最もお得というわけです。
もちろん面倒だから全部プロに依頼しても、そう大きな価格差は生じないでしょう。