車にカーナビを取り付けず、ナビ機能のないDVDプレーヤーを取り付けるユーザーが増えています。
なぜそういったユーザーが増えているのか、どういうメリットがあるのかを車屋さん視点で解説します。
その上で、DVDプレーヤーを取り付けるならどんなモデルがおすすめかを紹介していこうと思います。
カーナビではなく、DVDプレーヤーを取り付けるメリット
車用カーナビにはネットワーク機能が備わっておらず、地図データはどんどん古くなっていきます。
地図データの更新は多くのカーナビで３年間無料になっていて、更新作業は自宅のPCに地図データが入ったメモリーカードを接続する事で可能です。
しかし３年以降は有料になり、更新にかかる価格は1回¥14,000円と高額。（※イクリプスSDナビの場合）
そう考えるとカーナビはスマホのGoogleマップを使用し、車にはオーディオだけ取り付けるという選択肢も全然アリどころか、おすすめの手段の1つになっています。
Googleマップなら地図は常に最新だし、周辺の施設情報もしっかり入っているし、無料で使えます。
もちろんGoogleナビにも弱点はありますが、「7~8万円で3年以降地図が古くなるナビを買う」か、「無料でGoogleマップのナビ機能を使う」かと考えると大きな価格差になりますから、Googleマップの弱点を踏まえてもDVDプレーヤーを取り付ける方がお得と感じる方も多いのです。
スマホのナビを使うデメリット
一方通行や位置情報などがカーナビに比べて雑な事があるので、一方通行を逆走するような案内をされてしまったり、どう考えても車が通れない道を案内される事もあります。
また、スマホでのカーナビ使用中は常にデータ情報をやりとりするので、格安シムを利用している方や、月々のデータ容量が少ない方だとすぐにデータ量が無くなってしまうので、注意が必要です。
おすすめDVDプレーヤー
カロッツェリア FH-8500DVS
平均7~10万円の2DINカーナビと比較すれば安いものの、DVDプレーヤーとしては若干お高めのモデルです。
無駄に高額なわけではなくCD、DVD、USB、Bluetoothによるオーディオ機能はもちろんのこと、「Apple CarPlay」と「Android Auto」に対応しているので、スマホを接続する事でカーナビとしても使用できます。
唯一の難点は、iPhoneを接続した時に使えるマップがApple地図だという事でしょう。
USBポートにUSBメモリや外付HDDを接続すれば、音楽や動画を視聴できます。
拡張コードを使えばスマホの有線接続もできますし、専用バックカメラを使えばバックモニターとしても使えます。
2DINカーナビのナビ機能だけをスマホ軽油で使うイメージのDVDプレーヤーです。
ケンウッド DPX-U750BT
カロッツェリアのDVDプレーヤーから、「Apple CarPlay」と「Android Auto」を無くしたようなモデルです。
CD、DVD、USB、Bluetoothによるオーディオ機能は健在で、USBポートへUSBメモリやスマホを接続する事で音楽や動画が楽しめます。
専用バックカメラも販売されているので、バックモニターとしても使えます。
車内のオーディオはこれ一台に任せ、ナビ機能はスマホで使う方には最もおすすめです。
中国製DVDプレーヤー
なんと税込み¥10,000円以下の中華オーディオです。
中華オーディオや中華ナビは、代車に遊びで取り付ける事があるのですが、なかなか多機能でおもしろいアイテムです。
CD、DVD、USB、Bluetoothによるオーディオ機能が搭載されていて、上の2モデル同様USBメモリに入れた音楽や動画を楽しむ事ができます。
バックカメラ同梱モデルも販売されているので、バックカメラが欲しい方はそちらを購入すれば良いですから、概ねケンウッドのDVDプレーヤーと同じ使い方ができます。
ただ唯一の難点がとても大きなポイントで、何と言っても中国製ですから、「いつ壊れるかわからないし、サポートも期待できない」という事には注意が必要でしょう。
まとめ
どんどん地図が古くなる効果なカーナビと比べ、スマホがあれば無料で使えるGoogleマップのナビ機能は無料だしいつでも最新。
そのため、車には安いオーディオ＆DVDプレーヤーを取り付け、カーナビはスマホで済ませるユーザーが増えてきている。
ここでは特におすすめのDVDプレーヤー3モデルを紹介しているので、検討している方は参考にしてみてください。
