車検費用の不明確な部分は「交換が必要な部品代金」です。
車検には基準があり、その基準をクリアしなければ車検が完了しません。
その基準に満たない部品は交換する必要があり、点検を行ってみなければどの部品を交換しなければいけないのかがわからず、車検費用がはっきり計算できないのです。
はっきりしないとは言え、通常交換が必要になりやすい部品は細かな部品なので、その誤差は数千円ですけどね。
車検費用で大きな誤算になり得ること
細かな部品以外で大きな誤算になり得るのは「タイヤ交換」と「タイミングベルト交換」です。
タイミングベルトは車検基準とは関係ないのですが、車検時に指摘される事が多いので挙げています。
タイヤ交換
タイヤ残量は車検項目に該当しますので、タイヤの溝が無くなっている場合は交換が必要になります。
タイヤ交換はハメ換え、古タイヤ処分料、新タイヤ代で数万円かかりますから、大きな誤算になりやすいです。
タイヤ交換にかかる費用は車種やタイヤのメーカーでかなり差があります。
車検前にタイヤの溝を確認し、溝が無くなっているようなら一度タイヤ交換のみで見積りを出してみると価格がはっきりするでしょう。
タイミングベルト交換
タイミングベルトは、10万kmで交換が必要なエンジンまわりの部品です。
もしあなたの車の走行距離が10万kmを越しているようなら交換の覚悟が必要です。
タイミングベルトの交換は7～10万円する大きな作業ですから、かなりの出品になります。
あなたの車がタイミングベルトではなく、タイミングチェーンであれば交換は不要なので、ご自身の車がタイミングベルトかどうか予め把握しておくのも重要でしょう。
調べる時は、車検証に記載されている車両型式とタイミング等の単語でネット検索すればすぐ出てくるはずです。
まとめ
- 車検費用が予めはっきり計算できないのは、点検してみないと交換が必要な部品がわからないから
- 通常であれば細かな部品のみの交換で済むので、数千円で収まる
- タイヤ交換、タイミングベルト交換が必要になると費用がハネ上がるので、予めチェックしておくと突然の出費に対応できる
