新車を購入する際、思った以上にカタログ価格より見積りの値段が高く、詳しく見てみるとその正体は諸費用だったりします。
諸費用欄はどれを削って良いのかわかりにくく、営業マンに「あった方が良いですね~」と言われれば信用するしかない。
ここでは、2018年8月に作成したスバル XVの実際の見積書を使って「削減できる諸費用」について解説していきます。
新車の諸費用で削減できる項目、できない項目
これは、私が知人の車を世話した時の見積書の諸費用欄です。
いつも新車の購入を相談された際、カラーやグレード・装備したい備品を先に決めてもらう意味で、まず最寄のディーラーで見積書を作成して来てもらいます。
その際の見積りの諸費用欄が左側で、私が業販紹介で取引のあるディーラーに作ってもらったのが右側の見積書の諸費用欄です。
不要な項目を一切削っているので、合計金額が倍違うのがわかると思います。
税金・保険料は削減できない
取得税の項目だけ安くなっていますが、これはオプション品なども大幅に削減しており、車体価格が大きく変わっているためで、基本的には削減できない項目です。
他にも自動車税、重量税、自賠責保険料は削減できません。
登録費用はお店によって異なる
OSS申請代行費用というのは、陸運局での登録手続きを司法書士に一括依頼しているためかかる費用です。
これは依頼する最寄の司法書士がいくらで代行しているかによるものなので、見積りを出す場所によって価格が違うはずです。
納車費用は、完成した車を自宅まで持ってきて貰う時にかかる費用です。
これはディーラーまで取りに行く形にする事で削減できます。
下取りは下取り車の有無で異なる
査定料、所有権解除代行費用は下取りの際にかかる費用で、この2つは下取りに出さなければかかりません。
保証や検査に関するオプションは削減できる
この見積書で言うと「保証延長プラン 新車コース」と一番下の「新点検Pアイサイト車検5年」の2つが、オプションです。
オプションを付けなくても新車には3年の保証が付いていますし、これらのプランに含まれる1年目などの整備は新車には必要ではありません。
私の経験上、これらのオプションは外してしまって問題ないでしょう。
その他の項目はほぼ税金
残るは項目について一気に解説します。
- 検査登録手続法定費用⇒新車を登録手続きする時の印紙代です。(陸運局へ支払い)
- 車庫証明手続法定費用⇒車庫証明を申請する時の印紙代です。(警察署へ支払い)
- 標板代⇒標板とはナンバーの事、ナンバープレートの代金です。
- リサイクル法関連費用⇒リサイクル預託金で、税金のようなもの。車を売ると満額返却されます。
- 注文書印紙税ご負担額⇒新車の注文書にかかる印紙代です。
まとめ
- 保証・検査オプションは全て外す
- 納車は自分でディーラーに取りに行く
これで新車購入時の諸費用を最大限に削減できます。