中古車の走行距離の項目が「不明」になっている事があります。
ヤフオクやメルカリなど個人オークションで一番多く見掛けるんじゃないですか?
もしくは昔のスポーツカー(R32スカイラインとか)のように、超古いけど人気があって流通しているような車でも見掛けます。
走行距離不明というのは、エンジン故障でエンジンを乗せ換えたり、走行距離メーターが故障してメーターを交換した場合に走行距離不明扱いになります。
なので一応その車に付いているメーターには走行距離が表示されているけど、それは正確な数字じゃないという時に「走行距離不明」とします。
走行距離不明の中古車は手を出すべきじゃない
走行距離不明って、そうそうならないんです。
エンジンが故障したって普通は修理しますし、メーター交換なんて滅多にありません。
それなのにヤフオクなどの個人オークションには走行距離不明の中古車がかなり出品されている。
これには理由があり、20万kmを越したような自動車としてほぼ終わりを迎えている車を安く買ってきて、メーターを交換して走行距離不明と記載して出品している悪質なお店が存在します。
中には本当にメーター故障で交換しただけで、表示されている距離がほぼ同じ中古車も存在しますが、その出品者の出品している中古車が何台も走行距離不明であれば怪しいですね。
走行距離不明はメーター改ざんの抜け道になっている
車のメーター改ざんは犯罪です。
走行距離20万kmの車を買ってきて、走行距離5万kmの車のメーターと付け替えて、5万kmと偽って売る。
これはメーター改ざんに該当し、れっきとした犯罪ですから逮捕されます。
しかし、走行距離20万kmの車を買ってきて、メーターを交換し「走行距離不明」というのは改ざんには該当せず逮捕されません。
この仕組みを悪用しているケースが少なくないので、一般の方は走行距離不明の中古車は絶対買わないようにしてください。
旧車を拘って買う方は例外
旧車はエンジンの乗せ換えやメーターの故障がザラですから、古い車で好きな車種があり、走行距離なんて関係なく買う場合は問題ないでしょう。
まとめ
- 中古車の「走行距離不明」はエンジン載せ替えや、走行メーター交換した際につくもの
- 走行距離不明は手を出さない方が良い